お宅訪問

Sorry! An English version is currently not available. Maybe a good time to start learning Japanese…

「お宅」は豊かなインスピレーションの端緒に溢れています。

身支度を整え、社会的なマスクをかぶってひとたび家を出ると、人々は「ユーザーセグメント」という群れの中にやすやすと紛れ込んでしまいます。
ところが、その同じ人を自宅に訪ねると、にわかにその人の暮らしや人柄がリアルに立ち上ってきます。

どんな日々の暮らし、家族との関わり、食や住への関心などが土壌となって、ある製品やサービスに対する態度が醸成されるのか――
行為をモノやサービスそのものとの関わりにおいてのみ捉えるのでなく、その人の暮らしのコンテクストの中でとらえることは、経験デザインに欠かせない「発想の出発点」です。 その出発点として、お宅訪問は私たちが最も多用する有効な道具なのです。