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サービスのご案内

新製品/サービス/ブランド 開発指針の創造

人間の五感とエスノグラフィックリサーチの多様な手法を駆使したユーザー観察をもとに、
新製品・サービス・ブランドの機会領域を丹念に把握し、
ユーザーにとって価値ある経験を実体化するための具体的な指針を生み出します。
同様のアプローチは、既存の製品・サービス・ブランドを大きく改編する場合、
その指針を得るうえでも極めて有効です。

デザインコンセプトの具現化

開発指針にもとづき、それを形あるものとして実現する造形デザインを提供します。
クライアントのインハウスデザイナーとの恊働を前提としたデザイン言語
(個別の実施デザインの源となり、アイデンティティの拠りどころとなる
造形要素の体系)の開発から、当社が実施設計までを行うフルサービスのデザイン開発まで、
プロジェクトのスコープに最適なサービスを提供します。

デザインマネジメント

経営資源としてのデザインに注目が集まる一方、
「デザインをいかにマネージするか」との問いに対して、
明確な答えを持つ企業は依然少ないのが現状です。
デザインはトップマネジメントが意志を持ってとりくむべき領域だ、と私たちは考えます。
その意志をより良い製品・サービス・ブランドデザインへ結実させるために、
私たちはクライアントのデザインプロセスの活性化とレベルアップのための施策を提供し、
その組織への導入を支援します。

当社が得意とするエスノグラフィックリサーチの主な手法:

お宅訪問
「お宅」は豊かなインスピレーションの端緒に溢れています。
身支度を整え、社会的なマスクをかぶってひとたび家を出ると、
人々は「ユーザーセグメント」という群れの中にやすやすと紛れ込んでしまいます。
ところが、その同じ人を自宅に訪ねると、にわかにその人の暮らしや人柄が
リアルに立ち上ってきます。
どんな日々の暮らし、家族との関わり、食や住への関心などが土壌となって、
ある製品やサービスに対する態度が醸成されるのか――
行為をモノやサービスそのものとの関わりにおいてのみ捉えるのでなく、
その人の暮らしのコンテクストの中でとらえることは、
経験デザインに欠かせない「発想の出発点」です。
その出発点として、お宅訪問は私たちが最も多用する有効な道具なのです。

写真日記
2週間の写真日記で「本当の普段」のディテールに迫ります。
お宅訪問は素晴らしい道具ですが、初対面のかたとのわずか数時間のやりとりには、
自ずと限界もあります。
たった1回の訪問ではうかがい知れない暮らしのディテールを捉えるには、
その方自身に写真と文章でご自身の日常生活を綴っていただく「写真日記」が極めて有効です。
私たちは写真日記を、主にお宅訪問の準備として訪問前に実施しています。
協力者お一人ずつに専用のブログを用意し、クライアントおよび
当社のプロジェクトメンバー全員が常に最新の投稿を閲覧します。
こうして、ある方の2週間をリアルタイムにフォローするうち、
その方への共感や親しみが深まり、いつしかその方の身になって(=ユーザー視点で)
プロダクトやサービスを見ていることに気づきます。
写真日記は、それ単独で、手軽なユーザー観察の一手段としても活用できます。
特に、現地でのフィールドワークが時間と費用を要する海外では、
まず写真日記で「あたり」をつける方法は極めて有効です。
私たちはアメリカ(ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ)、
中国(上海)、イギリス(ロンドン)に現地パートナーを有し、
協力者のリクルーティングから写真日記の実施まで対応することが可能です。

UX体験
自社の製品やサービスをとことん使わずに製品企画やデザインをしていること、
案外あるのではないでしょうか?
自分たちがこれから作ろうとしているプロダクトやサービス、
あるいは取って代わろうとしているターゲットのプロダクトやサービスを皆で使ってみる、
その有様を観察するのも、貴重なインスピレーションの宝庫です。
私たちは、体験にふさわしい場所やシナリオの用意から、
その体験を核としたアイディア発想ワークショップの企画・実施まで、
楽しい体験の中から充実した発想を得る機会をプロデュースし、
クライアントと手を携えて実行します。